相談者 | 女性(60代) / 中国在住 / 職業:主婦 |
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事故態様 | 歩行者対車 |
傷病名 | 左坐骨骨折、腰椎・胸椎圧迫骨折、顔面打撲挫創等 |
主な損賠項目と賠償金額
賠償金額 | 1039万円(自賠責保険金含む) |
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事故発生からご依頼まで
中国在住の60代の女性が、親族の住む日本へ旅行で訪れた際、信号のない交差点の横断歩道を渡っていたところ、脇見運転の自動車に衝突され、左坐骨骨折、腰椎・胸椎圧迫骨折、顔面打撲挫創などの大怪我を負う交通事故に遭われました。
事故後、救急搬送された病院で10日、転院した病院で約3か月の入院を余儀なくされ、当初は杖を使わなければ歩行できないほどで、リハビリのために通院を継続されました。
その後、事故から約1年が経過したタイミングで保険会社より治療費の対応を終了すると言われ、後遺障害申請のことや日本の法律のことがわからないので対応をお願いしたいとご相談いただきご依頼となりました。
弁護士の活動と関与した結果
ご依頼いただいたタイミングが治療費の対応終了予定の月でしたので、被害者のご親族にもご協力いただき、後遺障害申請に向け必要書類の収集等を行いました。
また、医師作成の後遺障害診断書の内容を細かくチェックし、当初記載のなかった醜状痕(傷跡)について追記してもらうようアドバイスを行い、後遺障害の申請へ進みました。
申請の結果、顔の傷につい9級6号、腰椎圧迫骨折について11級7号、坐骨骨折後の右臀部痛について14級9号がそれぞれ認定され、併合8級の後遺障害が認められました。
等級認定後、保険会社との交渉へ移行し、傷害部分(症状固定前の損害)等が不当に低い金額での回答になっていたため、裁判をした場合に見込まれる金額での交渉を行い、ほぼ満額の回答を得ることができました。
最終的に、裁判をせずに1039万円の補償をうけることで示談解決となりました。