相談者 | 男性(60代) / 福岡県那珂川市在住 / 会社員 |
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事故態様 | バイク対車 |
傷病名 | 左急性硬膜外血腫、頭蓋骨骨折、側頭葉脳挫傷、左肩甲骨骨折、肋骨骨折 |
後遺障害等級 | 9級10号(事前認定) |
サポート結果 | 適正な賠償金獲得 |
主な損賠項目と賠償金額
傷害慰謝料 | 約219万円 |
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後遺障害慰謝料 | 約621万円 |
休業損害 | 約68万円 |
後遺障害逸失利益 | 約745万円※1 |
総賠償額 | 約1600万円※2 |
※労働能力喪失期間:10年・労働能力喪失率:35%
※自賠責保険金616万円含む
相談・依頼のきっかけ
福岡県在住の60代男性がバイクで走行中、車線変更してきた車に追突される事故に遭いました。
救急搬送された病院では、左急性硬膜外血腫、頭蓋骨骨折、側頭葉脳挫傷、左肩甲骨骨折、肋骨骨折と診断され、1年半にわたる治療を受けました。
しかし、記銘力障害や左肩の痛みが残り、相手方保険会社の手続きで後遺障害等級9級10号の認定を受けました。
認定が妥当か分からず、今後の交渉を専門家に任せたいとのことで、当事務所にご相談・ご依頼いただきました。
当事務所の活動
ご依頼時点で9級10号の後遺障害認定を受けていた男性について、上位等級の可能性を慎重に検討しました。
相手方保険会社から資料を取り寄せ、治療経過や残存症状を詳細に確認した結果、認定は適切であると判断し、示談交渉を開始しました。
当事務所が関与した結果
示談交渉では、特に逸失利益が争点となりました。
残存する症状が仕事や日常生活にどのような影響を与えているかを具体的に示し、粘り強い交渉を行いました。
その結果、最終的に1600万円の補償額が提示され、ご依頼者様もご納得の上で示談が成立しました。
弁護士の所感(活動のポイント)
高次脳機能障害が残るケースでは、症状が就労や日常生活にどのように影響するかを具体的に証明することが重要です。
本件では、事故前同様に就労を継続している点が争点となりましたが、本人の努力や職場の配慮によるものであることを丁寧に説明し、裁判基準に基づいた適正な逸失利益を確保しました。
当事務所は、高次脳機能障害を伴う交通事故案件において多くの経験があります。
同様のケースでお困りの方は、ぜひお気軽にご相談ください。