保険会社との示談交渉で通院のための交通費を含む86万円が補償された事例

福岡県太宰府市在住の30代の男性が、車に乗り、交差点で赤信号のため停車していたところ、前方不注視の後続車から追突されるという交通事故に遭われました。

男性はこの事故で頚部挫傷、頚椎捻挫、腰部痛、右足関節捻挫、めまい症、胃痛等の怪我を負われました。

事故から5か月ほど怪我の治療のため通院を続けていたところ、保険会社からそろそろ治療を終了してもいいのではないかと連絡があり、今後どう動けば良いのかわからないとのことでご相談いただきました。

ご相談時、弁護士費用特約が使えるかわからないとのことでしたので、その場でご依頼とはせず、後日確認していただいて弁護士費用の不安をなくしてからご依頼いただくこととしました。

その後、弁護士費用特約が使えると判明したため、ご依頼いただくこととなりました。

ご相談時はまだ治療中であったため、保険会社への資料請求等は当事務所が行い、ご依頼者様には治療に専念いただきました。

保険会社から取り寄せた資料を確認し、整形外科への通院が月に1度と少ないこと・幸いにも症状は改善しておりほとんど痛みも残っていないことなどから、後遺障害の申請はせず、示談交渉にて迅速に解決したほうがいいと判断し、ご依頼者とも協議した上で方針を固めました。

保険会社との示談交渉の結果、通院交通費を含む86万円が補償されることで解決となりました。

本件の場合整形外科への通院がほとんどなく、整形外科で診断されていない右足関節捻挫について整骨院で治療をしていた等、裁判となった場合は治療費を否定されるリスクが高かったため、示談交渉で適正な金額が補償されよかったです。

交通事故の怪我の治療のため整骨院へ通われる方は多いですが、整骨院のみの通院では保険会社が治療費を認めないといったケースもあるため、まずは必ず整形外科を受診し、医師の判断を仰いでから整骨院に通院されることをおすすめいたします。

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