相談者 | 20代男性 / 福岡市在住 / 学生 |
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事故態様 | バイク対車 |
傷病名 | 外傷性頚部症候群、右上腕打撲、左前腕打撲、股関節打撲 |
サポート結果 | 後遺障害等級獲得・示談交渉開始から約1か月でスピード解決 |
主な損賠項目と賠償金額
傷害慰謝料 | 約118万円(裁判基準の9割) |
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後遺障害慰謝料 | 約100万円(裁判基準の9割) |
逸失利益 | 約100万円(労働能力喪失率:5%・労働能力喪失期間:4年) |
最終賠償額 | 約319万円(治療費除く) |
事故発生からご依頼まで
福岡市在住の20代の男子学生がバイクを運転し道路を直進中、左側からUターンしてきたタクシーに衝突されるという交通事故に遭われました。
男性はこの事故で外傷性頚部症候群、右上腕打撲、左前腕打撲、股関節打撲などの怪我を負い、通院を余儀なくされました。
以前、保険代理店からの紹介で弊所にご依頼いただいたことがあり、「今回もお願いしたい」とお父様よりご連絡いただきました。
ご相談時、相手の保険会社より治療費支払いの打ち切りと示談についての連絡が来ており、金額の提示はないものの、腰の後遺障害が残りそうな状況のため、このまま示談するのはおかしいのではと疑問に思われていました。
弁護士の活動
最初にご相談いただいたのは事故から約7か月が経過した頃でした。
当時、男性がお忙しい時期でしたので、最初はお父様単独でご相談いただいたため、まずはお聞き取りした情報をもとに依頼者への後遺障害についてアドバイスを行い、後遺障害診断書のチェック等をサポートいたしました。
その後、ご本人様にご来所・ご依頼いただいた際は、後遺障害申請用の書類一式をお渡しすることができました。
ご依頼後、経過のわかる診断書や事故状況のわかる写真の取寄を行い、正確な状況把握に努めました。
全ての書類が揃ったタイミングで後遺障害申請へと移りました。
弁護士が関与した結果
後遺障害申請の結果、自賠責保険において併合14級の認定を受けることができました。
その後、認定結果を前提に保険会社との示談交渉へと移りました。
本件の場合、学生の方の事故でしたので裁判に移行した場合に逸失利益の金額が年齢別平均の年収が基準になる懸念があり、また、過失割合についても10%程度が発生しうる事故状況でした。
そこで、示談交渉での解決を目指し、交渉を行いました。
その結果、過失を取られることなく、かつ逸失利益は全年齢の平均が採用されたことで、裁判に移行した際に想定された金額を大幅に上回る金額で示談することができました。