主な損賠項目と賠償金額

事故発生からご依頼まで

福岡県在住の50代の自営業を営む男性が車を運転中、脇道から一時停止無視で進入してきた車に衝突されるという交通事故に遭われました。

男性はこの事故で頚部捻挫の怪我を負い、通院を余儀なくされました。

事故から約3か月ほど治療を続けていたものの、一向に症状が改善せず、仕事もある中でいつまで治療を続けていいのかわからない、今後どうすればいいのかを弁護士に相談したいとお問い合わせいただきました。

男性の加入する任意保険に弁護士費用特約がついていたため、弁護士費用のご負担もないことから相談後ご依頼いただくはこびとなりました。

弁護士の活動

ご依頼後、まずは治療に専念いただき、定期的に治療状況の確認をおこないました。

事故から半年ほど経過するタイミングで主治医とも協議のうえ、症状固定とし、後遺障害申請をするための準備を行いました。

その後、後遺障害診断書などの必要書類を揃え、後遺障害申請を行いました。

弁護士が関与した結果

後遺障害申請の結果は、残念ながら非該当でした。

しかし、男性に残存している症状や通院頻度からも後遺障害に認定される可能性は高いと判断し、ご本人様とも打ち合わせの結果、異議申立を行うこととなりました。

異議申立を行うにあたり、病院から新たに診療録を取り寄せ、より詳細に治療状況を検討したうえで、異議申立に臨みました。

その結果、「頚部の痛みについて、将来においても回復が困難と見込まれる症状」として14級が認定されました。

認定は、14級の認定結果をもとに保険会社との示談交渉に移りました。

示談交渉では慰謝料や後遺障害逸失利益などが争点となりましたが、男性が今回の事故でどれだけ仕事や生活に影響がでたのか、後遺障害が残るほどの交通事故であったことなどを主張し、粘り強く交渉した結果、初回の回答から55万円ほど増額することに成功し、最終的に323万円が補償される内容で示談解決となりました。

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