むちうちで後遺障害認定非該当の結果を異議申立し、14級が認定された事例

事故発生からご依頼まで

福岡市在住の20代の男性が車を運転し赤信号で停車していたところ、前方不注視の後続車から追突される交通事故に遭われました。

追突の衝撃でトランク部分は大きくへこんで破損するほどの衝撃で、受診先の病院で頚椎捻挫・外傷性頚部症候群等と診断されました。

交通事故の遭うのが人生で初めてで、保険会社とのやり取りや治療、適正な賠償金についてご相談いただき、ご依頼いただく運びとなりました。

ご相談いただいたのが事故直後でしたので、まずは治療に専念していただきました。

事故から半年ほど治療を継続いただいたものの、首から肩甲骨にかけてのしびれや痛みが残存していたため、症状固定とし後遺障害申請へと進みました。

その結果、外傷性の異常所見は認められない・将来においても回復が困難とは捉えがたいとの理由で非該当という結果になりました。

しかし、ノーブレーキで追突され、修理費用が100万円を超える大きな事故であったことや、事故後、一貫して首や肩甲骨まわりの痛みを訴えていたことなどから、異議申立を行うこととしました。/p>

異議申立では、治療期間の全カルテや車両の写真・見積書などを提出し、事故の衝撃の大きさや症状の一貫性を主張しました。/p>

その結果、「局部に神経症状を残すもの」として後遺障害14級9号が認定されました。/p>

保険会社との示談交渉では、傷害慰謝料は裁判基準の90%、後遺障害慰謝料は95%の回答を引き出すことに成功し、ご依頼者様にも説明・ご納得いただいた上で示談解決となりました。