当初0円と言われていた逸失利益を150万円に増額した事例

相談者	男性（50代）／福岡市在住／会社員
事故態様	自転車対車
傷病名	外傷性クモ膜下出血、右外傷性血気胸、右多発肋骨骨折、外傷性肝損傷、右肩甲骨骨折、四肢擦過傷
後遺障害等級	12級13号
サポート結果	後遺障害等級認定サポート・適切な賠償金獲得

事故発生からご依頼まで

福岡市在住の会社員の男性が自転車で道路を脇道を走行し右側に進路変更したところに後続車から衝突されるという交通事故に遭われました。

被害者はこの事故で外傷性くも膜下出血・右外傷性血気胸・右多発肋骨骨折等の大怪我を置い、搬送先の病院にそのまま入院となりました。

事故後2週間後に退院となり、怪我の影響で仕事を休まざるをえないこと、保険会社と過失割合で揉めているた弁護士に間に入ってほしいとのことでご相談・ご依頼いただく運びとなりました。

ご依頼いただいたが退院直後であったため、まずは治療に専念いただきました。

その間、加害者の保険会社に過失割合の見解を確認し、警察から取り寄せた記録・男性の物的損害の資料を集めて検討したのち、交渉を行いました。

週に3～4回の頻度で整形外科に通院し、事故から約10か月経過した時点で症状固定とし、後遺障害診断書等の必要書類を揃え後遺障害申請を行いました。

その結果、「局部に頑固な神経症状を残すもの」として12級13号の認定を受けることができたため、示談交渉に移りました。

交渉では過失割合・逸失利益が争点となりましたが、過失割合は保険会社の85（被害者）：15（加害者）との主張から双方50での割合で折り合いをつけることとなりました。

逸失利益は、男性に残った症状や仕事・日常生活にどのように支障がでているかを具体的に示した結果、当初0円の回答から150万円まで増額することができ、最終的に374万円で示談解決することができました。

本件は裁判も視野にいれていたもの、被害者の方ができる限り裁判を避けたいという意向があったため、示談交渉で最大限の補償を受けることができるように粘り強く交渉を行いました。