相談者 | 女性(80代) / 福岡市在住 / パート |
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事故態様 | 歩行者対車 |
傷病名 | 外傷性くも膜下出血、急性硬膜下血腫、左頭部挫滅創、右肩関節打撲傷 |
後遺障害等級 | 非該当→異議申立→5級2号 |
サポート結果 | 後遺障害等級認定サポート・適切な賠償金獲得 |
主な損賠項目と賠償金額
傷害慰謝料 | 約150万円 |
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後遺障害慰謝料 | 約1400万円 |
後遺障害逸失利益 | 約1075万円※1 |
休業損害 | 約83万円 |
将来介護費 | 約1090万円 |
最終支払金額 | 約3824万円※2 |
※1 労働能力喪失期間:5年・労働能力喪失率:79%
※2 既払い金除く・自賠責保険金1574万円含む
事故発生からご依頼まで
福岡市在住の80代の女性が横断歩道を青信号で横断中、左折してきた車に衝突されるという交通事故に遭われました。
事故後、救急搬送された病院で外傷性くも膜下出血、急性硬膜下血腫、左頭部挫滅創、右肩関節打撲傷等の診断を受け、即日入院となりました。
事故から3か月以上の入院を要しましたが、入院中にご家族より今後何をしたらいいかわからないとご連絡いただき、ご相談のうえ今後の対応をお任せいただくこととなりました。
弁護士の活動
ご依頼後は保険会社との連絡窓口を当事務所とし、治療に専念いただきました。
事故から5か月経過したタイミングで症状固定となりましたので、後遺障害申請を行いました。
結果は非該当となったものの、右下肢の歩行障害や短期記憶障害、右側空間無視などの症状が残存していたため、後遺障害が認定されるべきと考え、異議申立を行うこととなりました。
異議申立にあたって、病院から取り寄せた医療記録をすべて確認し、後遺障害の認定に有利な情報を収集したり、弁護士がご自宅を訪問させていただき、生活状況やご家族の看護状況などを具体的にお伺いして異議申立書を作成しました。
異議申立の結果、「神経系統の機能又は精神に著しい障害を残し、特に軽いいな労務以外の労務に服することができないもの」として後遺障害5級2号が認定されました。
その後、保険会社との示談交渉では、初回回答1830万円から粘り強く交渉し自賠責保険金1574万円を除く2250万円の回答を引き出すことができ、示談解決となりました。