相談者 | 男性(10代) / 福岡県春日市在住 / 学生 |
---|---|
事故態様 | 自転車対車 |
傷病名 | 左手首骨折、左手・右肘挫創、右臀部打撲傷 |
後遺障害等級 | 認定なし(完治) |
サポート結果 | 示談交渉により過失割合を10%から5%に引き下げ・適切な賠償金獲得 |
主な損賠項目と賠償金額
傷害慰謝料 | 約53万円 |
---|---|
総賠償額 | 約77万円 |
相談・依頼のきっかけ
春日市にお住まいの高校生が、自転車通行可の歩道を直進していたところ、停車中のトラックの運転席ドアが突然開き、衝突して転倒するという交通事故に遭われました。
事故後に病院を受診し、左手首の骨折と診断され、治療を受けることになりました。
保険会社との将来的な賠償金の交渉を専門家に任せたいとのことで、当事務所へご相談いただき、ご依頼をお受けしました。
当事務所の活動
ご依頼後は、まず怪我の治療に専念していただきました。
ご連絡はお父様を窓口とし、電話とメールを併用しながら、時間帯や状況に応じて柔軟に対応しました。
お仕事でお忙しいなかでも、不安や疑問があればいつでもご連絡いただける体制を整えて対応しました。
事故から2か月ほどが経過し、無事に怪我が完治したことを確認してから、相手方保険会社との示談交渉を開始しました。
当事務所が関与した結果
交渉を始めた当初、相手方保険会社からは「トラック側がドアを開けた瞬間に衝突しているので、高校生側にも10%の過失がある」と主張されていました。
しかし、事故当時の状況を丁寧に説明し、当方の主張を根気強く伝えた結果、最終的には過失割合を5%まで引き下げることができました。
また、慰謝料についても弁護士が代理人として交渉したことで、裁判所基準の9割に相当する金額で合意に至り、ご依頼者・ご家族にもご納得いただいたうえで、無事に示談が成立しました。
弁護士の所感(活動のポイント)
交通事故では、過失割合が争点になることが非常に多くあります。
ある程度の基準が存在していても、実際の事故状況が基準どおりに当てはまるとは限らず、個別事情を踏まえた主張と交渉が必要となるケースもあります。
今回の事故もまさにその一例であり、弁護士が粘り強く交渉することで、依頼者の過失を最小限に抑え、納得のいく解決に導くことができました。