交通事故で高次脳機能障害となった被害者のご家族の方へ
「隠れた障害」高次脳機能障害とは
交通事故で頭部に怪我(脳挫傷、外傷性くも膜下出血、外傷性硬膜下血腫、外傷性硬膜下血腫等)をすると、言語・思考・記憶・行為・学習・注意などの知的な機能に障害が起きることがあります。
これを高次脳機能障害と呼んでいます。
障害の程度は様々ですが、さっきまでしていたこと・話していたことを覚えていない、同じことを何度も聞いてくる、約束していた時間を忘れる、ぼんやりしていてミスが多い、2つの作業を同時に行えない、電車やバスの乗り方が分からない、料理ができない、1日中ぼーっとしている、人と話さなくなった、急に怒り出す、自分の思い通りにならないと大声を出す…等、多少な症状・事故前との変化が起きます。
高次脳機能障害を負った被害者・ご家族に
私も、これまで、高次脳機能障害を負ってしまった方からのご相談やご依頼をいくつもお受けしてきましたが、被害者本人がこれらの症状で苦しむ姿を目の当たりにするだけでなく、ご家族の皆様もまたこれらの症状に苦しみ、悩んでいる姿を目の当たりにしてきました。
高次脳機能障害を負った被害者は、その症状により程度の差はあれども、日常生活を送る上で誰かの支え・サポートを必要とします。
医療・福祉によるサポートもありますが、やはりいちばん重要なのはご家族のサポートです。
ただ、私は、これまでたくさんのご家族の皆様からお話を聞いてきましたが、現実にはご家族によるサポートにも限界があると感じています。
例えば、本人が働けなくなり経済的にも苦しい、本人にずっと付き添わないといけないため自分の仕事を辞めないといけない、医療や福祉の力も借りたいが費用が捻出できないといった経済的な不安。
あるいは、日常不断の見守りや声掛けが必要で自分の時間が持てない、本人とコミュニケーションが取れない、暴言・暴力に悩まされるなどの精神的なストレス。
まずは、弁護士にお話を聞かせてください。
高次脳機能障害を負った被害者の方を救済するには、被害者ご本人はもちろんのこと、ご家族の皆様もサポートしなければならないと考えています。
不安なこと、悩んでいること、解決したいこと、まずはなんでもご相談していただければと思います。