相談者 | 男性(70代) / 福岡県大牟田市在住 / 会社員 |
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事故態様 | 車対車 |
傷病名 | 外傷性右椎骨動脈解離、左後大脳動脈閉塞、右内頚動脈解離、脳梗塞(左後頭葉)、外傷性くも膜下出血、左上腕二頭筋腱長頭断裂、左肩腱板損傷、両眼右方同名半盲(上方1/4盲)、両眼白内障等 |
後遺障害等級 | 併合8級 |
サポート結果 | 後遺障害等級認定サポート・適切な賠償金獲得 |
主な損賠項目と賠償金額
休業損害 | 24万円 |
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傷害慰謝料 | 195万円 |
後遺障害慰謝料 | 768万円 |
後遺障害逸失利益 | 187万円 |
総賠償額 | 1165万円 |
事故発生からご依頼まで
福岡県大牟田市在住の男性が車を運転していたところ、センターラインオーバーの対向車から正面衝突されるという交通事故に遭いました。
救急搬送先の病院で外傷性右椎骨動脈解離、左後大脳動脈閉塞、右内頚動脈解離等と診断され即日入院となりました。
入院時に一時的な意識障害があり、右目については右上1/4が視野欠損となり見えづらくなってしまい、注意力欠損などの症状が出たためリハビリをしていました。
その後、別の病院に転院し約2か月半の入院を経て退院後は通院を継続されていました。
元々別の事務所の弁護士に依頼していたものの、連絡がつきにくい・進捗状況がわからない等対応に不満があったためセカンドオピニオンとして当事務所にご相談いただき、ご依頼いただく運びとなりました。
弁護士の活動
ご相談時はまだ通院をされていたので、まずは治療に専念していただきました。
同時進行で保険会社から今回の交通事故に関する書類や治療経過がわかる書類一式を取り寄せ詳細の確認をおこないました。
治療を続けていたものの、事故から約10か月が経過した時期にこれ以上治療を続けても症状が改善しないと医師から診断されたため症状固定となりました。
症状が残存していたため、後遺障害診断書作成をアドバイスし、必要書類を揃えて後遺障害の申請をおこないました。
その結果、目については「両目に半盲症を残すもの」として9級3号、頭部については「局部に頑固な神経症状を残すもの」として12級13号、右腕・耳鳴り・首の痛みについては「局部に神経症状を残すもの」として14級9号が認められ、これらをあわせ併合8級の後遺障害と認定されました。
認定後の示談交渉では休業損害・傷害慰謝料・後遺障害慰謝料が争点となりましたが、粘り強く交渉を行った結果、当方請求額に近い金額で示談することができました。
なお、本件では裁判に移行すると後遺障害逸失利益がかえって低くなる可能性があったため、ご依頼様に説明しご納得いただいた上で、示談解決となりました。