後遺障害認定でカルテの確認が重要な理由

後遺障害等級の申請や異議申立て、さらには損害賠償請求に関する交渉や裁判においては、医療記録(カルテ)の内容を確認することが極めて重要だと考えています。
診断書や後遺障害診断書にも症状や医師の所見は記載されています。
しかし、それらの書類だけで被害者の症状の経過や診療内容、医師の判断を正確かつ詳細に把握することはできません。
そのため、当事務所ではカルテの内容を丁寧に確認することを重視しています。
また、可能な限り主治医から直接お話を伺うことも重要であると考えています。
後遺障害等級認定に対する異議申立てを行う場合には、原則としてカルテを取り寄せて内容を確認しています。
カルテの分析によって後遺障害認定につながった事例
実際に当事務所にご依頼いただいた事案では、後遺障害非該当と判断されていた被害者の方について、4つの医療機関からカルテを取り寄せ、症状の推移や治療経過を詳細に分析しました。
その結果、カルテの記載内容や画像所見をもとに異議申立てを行い、後遺障害14級の認定を受けることができました。
最終的には、当初提示されていた示談金の約5倍の金額で解決することができています。(詳しくは、後遺障害非該当を覆し、示談金を約5倍に増額できた事例をご覧ください。)
カルテを読み解くためには医学的知識が必要です
交通事故の後遺障害案件では、単にカルテを取り寄せるだけでは十分ではありません。
カルテの記載内容や検査結果を読み解き、それらを後遺障害認定や損害賠償請求にどのように結び付けるかが重要です。
カルテには専門的な医学用語や略語が数多く使用されており、その内容を正確に理解するためには、交通事故案件に関する経験に加え、一定の医学的知識も求められます。
当事務所では、これまで数多くの後遺障害案件を取り扱う中で培った知識と経験を活かし、カルテや画像所見を丁寧に分析したうえで、後遺障害認定や損害賠償請求に必要な主張立証を行っています。
適正な補償の実現に向けて丁寧な調査を行っています
重い後遺障害が残っているケースや治療期間が長期に及んだケースでは、カルテの枚数が1,000枚を超えることも珍しくありません。
そのため、症状の推移や治療経過、検査結果などを一つひとつ確認しながら整理していく作業には、多くの時間と労力を要します。
それでも、被害者の方に適正な補償を実現するためには欠かせない作業だと考えています。
ご依頼をいただいた以上、カルテや画像資料を含むあらゆる資料を丁寧に検討し、被害者の方にとって適正な補償の実現につながるよう尽力しています。
また、カルテ開示にご協力いただいている医療機関の皆様には、この場をお借りして心より感謝申し上げます。
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