相談者男性(80代) / 佐賀県小城市在住 / 無職
女性(70代) / 佐賀県小城市在住 / 主婦
事故態様車対車
傷病名女性:胸骨骨折、左胸部打撲傷、頸椎捻挫、左中指 PIP 関節捻挫
男性:外傷性頸部症候群、左前胸部打撲傷、左腰部打撲傷、頸椎捻挫、腰椎捻挫
後遺障害等級併合12級(女性)
サポート結果・後遺障害等級認定
・主婦の休業損害認定
・適切な金額で示談

主な損賠項目と賠償金額

傷害慰謝料約179万円
後遺障害慰謝料261万円
休業損害約61万円
後遺障害逸失利益約278万円※1
総賠償額1130万円※2

※1 労働能力喪失期間:7年・労働能力喪失率:14%
※2 自賠責保険金224万円含む

相談・依頼のきっかけ

桑原淳弁護士

佐賀県小城市在住の70代の女性が車を運転中、渋滞のため停車していたところ、後続車に追突され、車3台が絡む追突事故に巻き込まれました。

女性が運転する車には、ご主人である男性も同乗されており、事故後、お二人とも救急搬送されました。

女性は、胸骨骨折、左胸部打撲傷、頸椎捻挫、左中指PIP関節捻挫と診断され、男性は、外傷性頸部症候群、左前胸部打撲傷、左腰部打撲傷、頸椎捻挫、腰椎捻挫と診断されました。

お二人とも幸い入院には至らず、通院による治療を続けられていました。

その後、ご家族である娘様から、「両親の後遺障害や今後の賠償について相談したい」と弊所にお問い合わせをいただき、ご相談ののちご依頼いただくこととなりました。

たくみ法律事務所の活動

ご依頼後、弁護士から相手方保険会社に連絡し、診断書などの必要資料を取り寄せ、治療状況や事故状況を確認しました。

また、娘様と連携を取りながら、お二人の通院状況などについて定期的に確認を行いました

特に女性は胸骨を骨折されていたため、骨がきちんと癒合しているかについても心配されていました。

症状固定の時期が近づいた頃、女性の主治医から「弁護士と直接話したい」とのご要望があったため、弁護士が直接対応し、症状固定についてのご見解を伺いました

その後、後遺障害申請を行うかどうかについて、ご依頼者様と打ち合わせを行いました。

その結果、女性については事故から約6か月で症状固定と診断され、後遺障害申請を行うこととなりました。

一方、男性については後遺障害申請を行わず、事故から約5か月で治療を終了し、示談交渉へ進むこととなりました。

たくみ法律事務所が関与した結果

女性について後遺障害申請を行った結果、併合12級が認定されました。

胸部の痛みについては、「局部に頑固な神経症状を残すもの」として12級13号が認定されました。

また、頸部の痛みについても「局部に神経症状を残すもの」として14級9号が認定され、これらを併合して12級となりました。

認定結果をもとに、相手方保険会社との示談交渉を行いました。

女性は同居のご家族がいるものの、家事全般を担っていたため、家事従事者としての休業損害や逸失利益を算定し、相手方保険会社に請求しました。

その結果、休業損害として約61万円、逸失利益として約278万円が認められました。

また、男性についても示談交渉を行い、慰謝料が主な争点となりました。

交渉の結果、裁判をした場合に認められる金額(裁判基準)の90%の慰謝料が認められ、示談解決となりました。

弁護士の所感(活動のポイント)

本件では、ご依頼者様の娘様が窓口となりましたが、娘様はご両親とは別の場所にお住まいでした。

そのため、LINEでのやり取りを中心に、必要に応じて書面や電話も活用しながら、ご両親の治療状況や症状についてできるだけ細かく情報を共有していただけるよう、コミュニケーションを心がけました。

特に、女性については胸骨骨折があったため、治療の経過や症状固定の時期、後遺障害申請を行うかどうかについて、主治医のご意見も確認しながら慎重に対応しました。

また、賠償金額の交渉では、ご高齢であったこともあり、家事従事者としてどの程度の家事労働を担っていたのか、また後遺障害によって将来どの程度の影響が生じるのかが重要となりました。

そこで、実際の家事の状況などを確認したうえで、家事従事者としての休業損害や逸失利益について丁寧に主張し、適正な賠償を獲得することができました。

交通事故では、被害者ご本人が高齢であったり、ご家族が遠方に住んでいたりすることで、弁護士とのやり取りに不安を感じられる方もいらっしゃいます。

弊所では、電話やLINEなども活用しながら、ご家族とも連携して対応することで、遠方からでも安心してご依頼いただけるよう、丁寧なサポートを行っています。

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